家族や友達とトランプを使って遊ぶ時、皆さんはどんなカードゲームをプレイしますか?トランプを使ったゲームのほとんどが気軽にプレイでき、ルールも覚えやすいため、日本人でも親しみやすいですよね。今回は、そんなゲームのなかでも、「ポーカー」について紹介していきます。
ポーカーの種類
ポーカーには、100種類を超えるルールがあると言われています。日本で親しみの深い、5枚の手札を使ったポーカーは「ドローポーカー/クローズド・ポーカー」のひとつです。ポーカーの中でも、普及率の高いのが、1990年代から流行り始めた「テキサスホールデム」です。映画やカジノ、大会でプレイされるのも、この「テキサスホールデム」です。
テキサス・ホールデムのルール
今回は、初心者でもわかるテキサス・ホールデムのルールを少し説明していきます。
ルールとしてはとても簡単で、皆さんが慣れている手札が5枚で行われるポーカーと「役」は、ほとんど同じです。そのかわり、テキサスホールデムで配られる手札は2枚のみです。そして場には、全員が見られるように最大5枚のカードがディーラーから場に出されます。これが「コミュニティカード」です。自分の手札とコミュニティカードを合わせて役を作っていきます。
テキサスホールデムの流れ
テキサスホールデムには、試合、ゲーム、ラウンドに分けることができます。
- 試合
- ゲーム
1ゲームとは、カードが配られてから、役を揃えて賭けチップを巡る一連の試合の流れです。
- ラウンド
1ラウンドとは、プレイヤーが、チップを順番に賭ける「ベット」を1周する事を指します。
手札が配られた後、自分の手札を確認し、順番に「ベット」するラウンド、ベッティングラウンドが開始します。場の状況によって、その呼び方は異なっていきます。
- プリフロップ
コミュニティカードが場にない状態。手札2枚のみ。
- フロップ
3枚のコミュニティカードが、場にに出された時。
- ターン
4枚目のコミュニティカードが、場に出された時。
- リバー
5枚目のコミュニティカードが、場に出された時。
これが、テキサスホールデムの大まかな流れです。
ポーカーの魅力
ポーカーの魅力はなんと言っても、「駆け引き」です。「ポーカーフェイス」という言葉がありますが、これは「澄ました顔、無表情」という意味合いで使われがちですよね。ポーカーをプレイする際に強い手札(例:Aのワンペア)が来たとして、表情に出してしまうと、相手にわかってしまうからです。逆も然り、悪いカードが来たけど「ブラフ(ハッタリ)」しても、緊張した顔をしていると、すぐブラフだと見抜かれてしまいます。そういった駆け引きをしながら、いつ勝負に出るべきか、降りる時か、がポーカーの世界では重要になってきます。
・ポーカー役(強い順)
- ロイヤルストレートフラッシュ
一種類のスート(クローバーやスペードなどの記号)で最も数位の高い5枚(10、J、Q、K、A)が揃った役。
- ストレートフラッシュ
一種類のスートで5枚の数位が連続して揃った役。ロイヤルストレートフラッシュと違う5枚が揃った場合です。
- フォーカード
同数位のカードが4枚揃った役。フォーカード同士の場合は数字の強い方が勝ちとなります。
- フルハウス
同数位のカード3枚と残り2枚もペアである役。(例:5、5、5、8、8)
- フラッシュ
一種類のスートのみで構成された役。
- ストレート
5枚のカードの数位が連続して揃った役。
- スリーカード
同数位のカードが3枚揃った役。
- ツーペア
数位で揃えたペアが2組ある役。
- ワンペア
数位で揃えた役が1組ある役。
- ノーハンド
何も揃っていない時、役なし。
※カードの数位は”A”(エース)が最も強く、以下”K, Q, J, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2”の順となる。
※ストレートで”A”(エース)を使う場合は、”2” もしくは ”K”(キング)のいずれかにしか使えない。
※カードのスーツ(柄)によるランク付けは行わない。手役を構成するカードの数位を基準とする。
※ツーペア同士の勝敗は ”高ランクのペア” → ”低ランクのペア” → ”余った一枚” の順で決める。