通信制大学をご存知でしょうか?コロナ禍も相まって、今話題の学び方の1つ。名前の通り、自宅学習を中心としたカリキュラムが組まれている大学のことをいいます。とはいっても、社会人 大学に1日も通学しなくて良いというわけではありません。キャンパスや指定の会場へ足を運び、先生や他の学生たちと交流することもできるのです。社会人として働いていたり、毎日の通学が難しい!という人にはうってつけの選択肢。そんな通信制大学について、掘り下げてみたいと思います。
通信制大学のメリット・デメリット
【メリット】働きながらでも大卒資格が取れる!
通信制大学は、配布されたテキストやインターネット上での動画授業を使って学習を進めます。時間や場所を選ばず、自分のペースで学ぶことができるので、働きながらでも社会人 大学の資格を取ることが可能なのです。明確な時間割などもないため、空き時間に学習ができたり、自分でスケジュールを決められるというのもありがたいですね。
【メリット】専門性が高い!
一般的な大学同様、一般教養の科目を受講することもありますが、ほとんどの場合専門性の高い科目に絞り込んで学ぶことができます。社会人 大学の学習をするなら、なるべく専門性を高く、効率的に学びたいと思いますよね。
【メリット】学費が安い!
通信制大学は専門性が高いとお話しましたが、高い専門性を誇る一方で、学費が安いという点もメリットでしょう。一般的な学費は、国公立大学で約250万円、私立大学で350〜400万円ほどといわれていますが、通信制大学は100万円以下の学費で卒業できるところも多いのです!
【メリット】入学試験がない
通常、大学に入学するには何かしらの試験が待ち受けていますね。筆記試験だったり、面接のケースもあるでしょう。通信制大学は、年齢などの基本的条件をクリアしていれば誰でも入学することができます。有名大学などだと、簡単な面談や論文提出などが求められることもあるそうですから、入学したい大学の資料をチェックすることをお忘れなく!
【デメリット】実は卒業率が低い
通学制の大学と比べると、通信制というのは自律的な学習が必要になります。疲れたり、面倒だという理由で課題を溜め込んでしまうと、スケジュールやモチベーションを管理・維持できなくなってしまうのです。仕事などが理由で通学できない人が選択することの多い、通信制大学。その仕事を優先し過ぎてしまうと、卒業が危うくなってしまうんですね。
【デメリット】社会的評価がまだ追いついていない
通信制大学は、文部科学省に認可された大学。卒業すれば「学士号」の学位が授与されます。しかし、まだまだ社会的評価が低いというのも現実。履歴書には、通信課程と明記する義務はないようですから、どうしても気になる場合には記載をしない、もしくは有名大学の通信制を選択するという手もあるでしょう。
通信制大学 おすすめ
それでは、通信制大学 おすすめとして人気の学校をご紹介していきましょう。
- 近畿大学 通信教育部(大阪府)
- 産業能率大学 通信教育課程(東京都)
- 八洲学園大学(神奈川県)
- 大手前大学 通信教育部(兵庫県)
- サイバー大学(福岡県)
- ネットの大学(R) managara(新潟県)
- 北海道情報大学 通信教育部(北海道)
- 聖徳大学通信教育部(千葉県)
- 佛教大学 通信教育課程(京都府)
全国各地に、通信教育課程を設けている大学が存在していますね。10~80代までという幅広い生徒の年齢層を誇る学校や、一切通学不要の学校もありますから、通える場所にキャンパスがなくとも、授業を受けられるという嬉しい点も見逃せません。
通信制大学に向いている人・向いていない人
それでは、どんな人が通信制大学に向いているのでしょうか?一般的に通学する大学とは違う点が多数あるからこそ、向き不向きも知っておきたいですよね。
通信制大学に向いている人
- どうしても行きたい通信制大学がある人
- 大学での人間関係が面倒な人
- 自律的な学習ができる人
行きたい大学に通信教育課程があり、一般入試で入れなかった人や、入る自信がない人は、通信教育でチャレンジするケースもあるようです。むしろ、通信教育課程を利用してまでその大学で学びたいことがあるということですから、その熱意と意欲で卒業まで突っ走れそうですよね!
通信制大学に向いていない人
- 大学で友人を作りたい人
- 自己管理が苦手な人
言うまでもありませんが、通信制大学なので、キャンパスで友人と楽しい時間を過ごす…という毎日は想定できません。どちらかというと自宅で1人、集中して勉強するというほうが多いでしょう。華やかなキャンパスライフに憧れている人は、通信制大学だと理想とかけ離れてしまうかもしれません。そして、通信制大学は時間割がほとんど存在していないことから、完全に自分でスケジュールを管理し、学習を進めなければなりません。仕事や他のことと調整し、通信制大学を卒業できるくらいの膨大な勉強時間を確保し、自律的に学習できる人でなければ、卒業できる確率も低くなってしまうでしょう。
まとめ
今話題の通信制大学は、新しい学び方を提供する貴重な選択肢の1つになります。コロナ禍で働き方が変わったように、全国どこにいても好きなことを学べるという学び方も、新しい生活様式の一環として、当たり前になっていくと良いですよね!